いろは、それぞれの言葉を学ぶよ

続きを「お」から紹介するよ!

猪八戒が先生でございまする

「ん」で始まることばはないので(だからしりとりも
ことばのさいごに「ん」がついたら負けなんだよね〜)、
「いろはかるた」では、「ん」のかわりに
道中双六(どうちゅうすごろく)の上がりの
「京」を持ってきているようです。

「かるたっタ」では、みんなにおぼえてほしいな〜
と思うことわざをあつめてみました。
お店で売られている「いろはかるた」と
すこしちがうことわざのところがあるかもしれないけれど、
聞いたことのあることわざがたくさんでてくると思います。
「かるたっタ」でたのしくあそんで、ことわざもおぼえて、
一石二鳥(いっせきにちょう)!!
絵札も募集中(ぼしゅうちゅう)で〜す(*^。^*)。


「お」の言葉

  「おうた子に教えられて浅瀬を渡る」
@  自分より年下の経験のあさい子に教えられることもあるたとえ
  A  (1コマ):大人 「うーん 困ったなあ、
      この漢字どう書くのか忘れてしまった」
 (2コマ):子供 「おじちゃん、この字違うよ、こういう字だよ」
      大人 「あっそうか!もう少しで間違えるところだった」
B   悟空は橋の壊れた川を村の子供をおんぶして渡ろうとしていました。
 すると村の子供が「悟空さん。もうすこし上の方から渡ると
 川が浅いので渡れますよ」
 悟空は思いました。
 「良かった。もう少しで川底にはまってしまうところだった。
 おうた子(子供)に教えられ浅瀬を渡るだなあ・・」
 と悟空は思いました。

 

「く」の言葉

  「臭いものに蓋」
@  悪事や失敗を人に知られないようにと、一時逃れに隠すこと
  A  (1コマ):子供「ボールで花瓶を割ってしまった、
       誰も見ていないので隠そう」
 (2コマ):母 「ここあった花瓶がないけど しらない?」
       「あら こんなところに割れた花瓶が・・・
       \(`o'") コラーッ・・・」
       子供「あ! しまった バレタ!」
B

 猪八戒は三蔵さまの大切にしていた服を破いてしまいました。
 でも、黙っていました。
 三蔵さまがその服を猪八戒のカバンの中でみつけてしまいました。
 猪八戒は三蔵さまに隠していたことをすごく叱られました。
 猪八戒は「臭いものに蓋をするものではないなあ。」と思いました。

 

「や」の言葉

  「矢も盾もたまらず」
@  早くそうしたくて、我慢ができない、じっとしていられないようす
  A  (1コマ):「ピーヒョロロ ピーヒョロロ♪〜〜」
 (2コマ):「あ! お祭りの笛の音が聞こえる」
       「イライラ〜〜もう、待てない、先に見に行こう!」
B  三蔵一行はある村に入り食事をしていました。
 猪八戒はある人だかりを見つけました。
 「何をしているのだろう、何かおもしそうな笑い声がするなあ」
 「見に行きたいなあ〜〜 三蔵さまたちはゆっくり食べているなあ」
 「あ〜〜 もう待てない! 僕は先に見学してきます!」
 猪八戒は矢も盾もたまらず見物に出かけました。

 

「ま」の言葉

  「蒔かぬ種は生えぬ」
@  前もって努力しなければ、よい結果は生まれない
  A  (1コマ):「明日はテストだけれど
       前にやったところだから大丈夫だろう」
 (2コマ):次の日
       「あ〜〜 だめだったぜんぜん覚えていない。
       もっと勉強しておけばよかった」
B  猪八戒は花壇に種を蒔いて、毎日忘れずにお水を上げていました。
 そのおかげで、きれいなきれいなお花が咲き、
 やがて大きな実がなりました。
 その実をみんなでおいしく食べることが出来ました。
 三蔵さまは言いました。
 「猪八戒!蒔いた種に生えましたね。」

 

「け」の言葉

  「けがの功名」
@  悪いことだと思ったことが思いがけず良い結果になるということ
  A  (1コマ):こんなところで転んじゃったよ。イタタ。
 (2コマ):あっ、なくしたと思っていたカードを見つけたよ!
B  猪八戒は、悟空にいたずらされて、穴に落ちてしまいました。
 ところが落ちた穴においしい実があって、
 猪八戒はその実をたくさん食べました。
 穴に落ちてビックリしたけど、
 これも「けがの功名」だなぁと思いました。

 

「ふ」の言葉

  「武士に二言はない」
@  1度自分で言ったことは最後まであきらめずにやりとおすということ。
  A  (1コマ):それはぼくがやっとくから、君はもういいよ。
 (2コマ):1度やるって言ったんだから、最後までがんばるぞ〜。
B  猪八戒は「今日はあそこまで歩きましょう、三蔵さま。」と、
 遠くの木を指差しました。
 途中でつかれてやめたくなったけれど
 「武士に二言はない」の言葉を思い出して
 目標の木までがんばって歩きました。

 

「こ」の言葉

  「後悔先に立たず」
@  失敗したと思っても後になってはどうしようもないということ。
  A  (1コマ):こんな川なんて、すぐに飛び越せるさ。ピョン!
 (2コマ):ザブン。あ〜あ、落ちちゃった。
       やっぱりあそこの橋まで行けば良かったなぁ。
B  猪八戒は、夕食がとてもおいしいので、
 三蔵さまが止めるのも聞かずにどんどん食べました。
 ところが寝る時間になっておなかが痛くなってきました。
 猪八戒は「後悔先に立たず
 三蔵さまのいうことを聞いておけば良かったと思いました。

 

「え」の言葉

  「江戸のかたきを長崎でうつ」
@  まったく関係のない、意外なところで仕返しをすること。
  A  (1コマ):もう、なんでこんなところに石があるんだよ。
       つまずいちゃったじゃないか。腹が立つなぁ。
 (2コマ):あそこに誰か歩いてる。この石投げちゃえ。
B  猪八戒は、ハチに追いかけられて刺されてしまいました。
 どうしてだろうと 思っていると、
 向こうの方でハチの巣をつついて遊んでいる子ども達がいました。
 猪八戒は、ぼくを追いかけたハチは
 「江戸のかたきを長崎でうつ」だよ。
 そんなのいけないことじゃないか、と思いました。

 

「て」の言葉

  「出るくいは打たれる」
@  でしゃばったことやおせっかいをしていると、
 憎まれたりねたまれたりするということ。
  A  (1コマ):ねえ、聞いて聞いて。ぼくこんなにすごいんだよ〜。
       ぼくがやってあげるから見てなよ。ほら、すごいでしょ。
 (2コマ):あいついつも自慢ばっかりするし、えらそうにしていて
       あんまり好きじゃないから仲間に入れないでおこう。
B  猪八戒はある町で、おせっかいなおばさんに会いました。
 頼んでいないのにいろいろと世話をやこうとするおばさんを指さして、
 知らない人が「あの人いつもよけいなことばかりしていやね」
 と話していました。
 猪八戒は「出るくいは打たれる」ぼくも気をつけよう、と思いました。

 

「あ」の言葉

  「雨ふって地固まる」
@  雨がふった後は地面がしまるように、
 なにか困ったことがあっても、かえってその後には
 何もなかったよりもかえって安定するということ。
  A  (1コマ):わー、雨だ。運動場が水浸しだよ。
 (2コマ):お天気になったら、雨がふる前よりも走りやすくなったよ。
B  猪八戒は、悟空と大ゲンカをしてしまいました。
 でも悟空が先にあやまってくれたので、
 悟空は自分からあやまってくれていい人だなと思い、
 ケンカをする前よりももっと、悟空が好きになりました。
 「雨降って地固まる」。
 前よりもっと仲良くなれて良かったね。

 

「さ」の言葉

  「猿も木から落ちる」
@  どんな名人でも、失敗することはあるということ。
  A  (1コマ):せんせ〜い、黒板のその字、間違ってますよ。
 (2コマ):ごめんごめん。あわてて書いたら間違ってたね。
B  ある日、猪八戒はよそ見をしていた悟空が
 木の上でバランスをくずして落ちてしまうのを見ました。
 猪八戒はこれこそ「猿も木から落ちる」だな。
 安心しすぎるとあぶないから、油断しないようにしようと思いました。

 

「き」の言葉

  「きゅうそ猫をかむ」
@  弱い立場の人でも、追い詰められると強いものに向かっていって
 負かすこともあるということ。
  A  (1コマ):やーい、くやしかったら、ここまでおいでー。
 (2コマ):よーし、もうがまんできないぞ。(走っていって追いつく)
       いつも悪いことばかりして、あやまれよ。
B  猪八戒は、ねこにすみっこに追いつめられたねずみを見ました。
 あのねずみはねこに食べられてしまうのかな、
 と思っているとそのねずみがねこの鼻にかみついたので
 ねこは泣きながら逃げていきました。
 猪八戒は「きゅうそ猫をかむ」ってこんな様子なんだ、と思いました。

 

「ゆ」の言葉

  「ゆうれいのはまかぜ」
@  ゆうれいがはまかぜにふかれているように元気のないようす。
  A  (1コマ):どうしたの?ぜんぜん元気がないよ。
 (2コマ):うん。失敗したらすごくおこられてしまったんだ。
B  猪八戒は歩きつかれて眠りこんでしまい、
 みんなに迷惑をかけてしまいました。
 三蔵さまにしかられて、かわいそうなくらい元気がなかったので
 悟空に「ゆうれいのはまかぜ」みたいになってるよ。
 がんばれ!元気を出すんだよ、とはげまされました。

 

「め」の言葉

  目は口ほどに物をいう
@  目つきには、その人の気持ちがあらわれるものだから、
 口でいわなくても、目をみれば、その人の気持ちがわかるということ。
  A  (1コマ):はなちゃんはしん君のことを、
       柱の影からじーっと見ています。
 (2コマ):「はなちゃんは、きっと、しん君のことが好きなのよ。
       なにも言わなくても、目を見ればわかるわ〜。」
B  猪八戒は、悟空が食べているおまんじゅうが食べたいのですが、
 悟空に言うことができず、じーっと見ていました。
 それに気がついた悟空は、「目は口ほどに物をいう」だな〜と思い、
 猪八戒におまんじゅうを分けてあげました。

 

「み」の言葉

  「身から出たさび」
@  だれのせいでもなく、自分がしたことのせいで、
 自分に悪い結果になること。
  A  (1コマ):「包丁がさびてる〜」
 (2コマ):「そのさびは、ほかのものからついたものではなく、
       包丁自体からでたものなんだよ。」
B  猪八戒は雨の日に外で遊んでいたので、雨にぬれてしまい、
 かぜをひいて熱をだしてしまいました。
 猪八戒、身から出たさびですね。おとなしく寝ていましょう。

 

「し」の言葉

  「親しき仲にも礼儀あり」
@  親しくなるとつい礼儀を忘れてしまい、
 それが原因で仲が悪くなることもあるので、どんなに親しくても、
 礼儀は守らなければいけないということ。
  A  (1コマ):仲良しのお友達がかってにクレヨンを使っていました。
 (2コマ):「ねえ、それ、ぼくのクレヨンだよ。
       使ってもいいけど、「かして」って言うのが礼儀だよ。」
B  猪八戒は、朝とても眠かったので、みんなにあいさつもしないで、
 用意されていた朝食をもくもくと食べはじめました。
 それを見ていた三蔵さまは、
 「猪八戒、親しき仲にも礼儀ありですよ。
 眠くてもきちんとあいさつはしましょうね。」
 と言いました。

 

「ゑ」の言葉

  「えんの下の力持ち」
@  他の人が気付かないところで、
 人のためになることをしている人のこと。
  A  (1コマ):「おうちは、えんの下にある土台がしっかりとささえてくれて
       いるから、たおれないんだよ。」
 (2コマ):「へ〜。えんの下って、外からは見えないけど、
       おうちのためにがんばっているんだね。」
B  猪八戒は、いつも食べ物をさがして持ってきてくれます。
 おなかをすかすことなく、旅をつづけていられるのは、
 猪八戒のおかげです。
 よっ、猪八戒。えんの下の力持ち!!

 

「ひ」の言葉

  「人のふり見てわがふり直せ」
@  自分のことは、なかなかわからないから、他の人のおこないを見て、
 自分のおこないを 反省し、直しなさいということ。
  A  (1コマ):「あっ、あんなところにガムを捨てている。いけないんだ〜。」
 (2コマ):「そういえば、ぼくも捨てたことある(反省)。
       これからは捨てないようにしよう。」
B  三蔵さまは、いつも落ち着いていて、おろおろしたりしません。
 そんな三蔵さまのようすを見て、猪八戒は、
 「人のふり見てわがふり直せ」で、
 自分も、もう少し落ち着いて行動をしようと思うのでした。

 

「も」の言葉

  「桃栗三年柿八年(ももくり3ねんかき8ねん)」
@  たねをまいてから実がなるまでには、
 たくさんの時間がかかるように、なにをするにも、成果がでるまでには
 それなりの時間がかかるということ。
  A  (1コマ):「桃と栗と柿のたねをまいたんだ〜。」
 (2コマ):「実がなるまでに、桃と栗は三年、柿は八年もかかるよ〜。」
B  猪八戒は、このごろ太ったな〜と思い、ダイエットを始めました。
 でも、なかなか成果があわられません。
 もうやめようかな〜と思っていたとき、
 「桃栗三年柿八年。なにごとも、成果が出るまでには
 時間がかかるものですよ。あきらめずに、がんばりなさい。」
 と三蔵さまに言われました。

 

「せ」の言葉

  「背に腹はかえられぬ」
@  たいせつなもののためには、ほかのものをあきらめることになっても
 しかたがないということ。
  A  (1コマ):ドッチボールをしていて、ボールがとんできました。
 (2コマ):「きゃ〜、よけられない〜。
       お腹はたいせつだから、背中を向けるしかない〜(><)。」
B  猪八戒は、だいすきなおだんごを両手に持って、
 丸太の一本橋をわたっていました。
 とちゅうで、ズルッと足がすべり、川へ落ちそうになりました。
 背に腹はかえられぬ・・・と、おだんごをはなして、
 両手で丸太につかまりました。

 

「す」の言葉

  「好きこそ物の上手なれ」
@  自分の好きなことは、いっしょうけんめいがんばるので、
 ますます上手になるということ。
  A  (1コマ):「わたしは、歌をうたうのが大好きで、
       毎日10曲うたっているの。」
 (2コマ):「うんうん。日に日にうまくなっているよ。」
B  猪八戒は、三蔵さまに教えてもらっている文字の練習が
 楽しくて毎日練習しています。
 「好きこそ物の上手なれ。どんどん上手になっていますね。」
 と三蔵さまにほめられて、うれしい猪八戒でした。

 

「京」の言葉

  「京の夢大阪の夢」
@  夢のなかでは、いろいろなことが実現できるということ。
 現実的でないことをいうときにつかう。
  A  (1コマ):(夢のなかで)「わー、京都のきんかくじ。
       おー、今度は大阪のつうてんかくだ〜。」
 (2コマ):(目がさめて)「な〜んだ、夢だったのかー。
       本当にいってみたいな〜。」
B  猪八戒は、出発したと思ったらあっという間に天竺へ
 着いた夢をみました。
 「やった〜」と思ったら夢からさめてしまいました。
 あ〜〜あ、京の夢大阪の夢とはこのことかな。
 今は、彩の国。
 天竺はまだまだ遠いけど、
 がんばっていつか天竺へいくぞ。おー(^o^)丿

 

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