スウェーデン
スウェーデン大自然体験ツアーに参加して 保護者女性
今回、小５の娘が学校からＰＴＡ教育研究所からのパンフレットをもらっていきて｢これは面白そうな企画だ。親子で一緒に体験できるのはこの時期しかない｣と思い応募しました。期待したとおりスウェーデンは緑が多く、高山植物が咲き乱れ心躍る思いでナーリンゲに到着しました。エドワードさんは子供だけでなく大人にも大変気をつかってくださって、大人のメニューも考えてくれました。水上スキーやバナナボート、湖での魚釣り、奥さんのルイスさんのエスコートによるハイキングと盛
りだくさんの自然とふれあうことができました。スウェーデン人は雨でもレインコートと長靴を履いてハイキングをするそうで、今年は雨が多く｢あんず茸｣という黄色いきのこを皆で夢中になり採りました。ザリガニパーティーの時にソテーで出してくれましたが、王宮の料理と言うだけに大変美味なものでした。
今回のツアーで１番うれしかったのは、たくさんスケッチができたことです。他のツアーは観光目的が多く、時間に追われ描く暇がないのが実状です。ナーリンゲでは、たっぷりの時間、特に夏は白夜のため昼間が長く１日がゆっくり楽しめました。散歩をしてのどが渇けば、ラズベリーやブルーベリーが実っているし、サクランボの木もあります。子供の頃読んだ白雪姫やヘンゼルとグレーテルが出てきそうな真っ赤なきのこが生えた森や湖がたくさんあるスウェーデンはすばらしい所です。
リーダーのスウェーデン人のお兄さんやお姉さん達はよく子供達と遊んでくれたり、世話をやいてくれたり、音楽好きの実に気持ちの良い青年ばかりでした。
パーティーの時の子供達が短時間に趣向を凝らしてよく考えたな出し物など感心するばかりです。勿論、リーダー達も黒いゴミ袋で衣装を作り、顔にペインティングを施して｢太陽の踊り｣というのを披露してくれました。彼らもまた、芸達者で舌を巻くばかりでした。
心のアルバムに
中２男子
初めは気の進まない旅行でした。でもスウェーデンに来てみると楽しく、すぐ友達がでました。
いろいろ経験した中で一つ、心に残っていることがあります。それは、自然の豊かさです。夜、動物を見に行った時、星が出ている中で一匹の野生の鹿を見ました。生々とした姿をしていて、遠くから見ていても目がとてもきれいでした。
森でのハイキングでは、なつかしいようなすがすがしい空気で心の中が安らぎました。冷たい水のすきとおっている色、木の葉の緑に木もれ日のまぶしい光、土のにおい、空の青に雲の白、みんな一つにまとまって自然の調和を保っている姿が心に写真のようにやきついています。
｢絵で書け｣｢言葉で書け｣と言われても難しくて出来ないけれど、一生この景色は忘れない。この夏の思い出と共に・・・。
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