ほほほほほほっ(^o^*)　　ここまでくればもう大丈夫。誤字を書かないように辞書も用意してね〜

３．書き出しを工夫しよう

知ってた？　書き出しって結論以上に大事なんだよ。この書き出しで感想文の良い悪いが決まると言ってもいいくらい！！　だから書き出しは読む人の興味を引くように工夫しようね。

【悪い例】 　　　　・ 私は〜、僕は〜、 　　　　・ 私が『羅生門』を読んで思ったことは、 　　　　・ 一番印象に残ったことは〜、まず最初に 　　　　　思ったことは〜、 　　　　・ 私がなぜ『羅生門』を選んだのかと言うと〜 こんな書き出しは絶対にやめようね！　だって、次の文を比べてみて→

私が『羅生門』を読んで一番最初に思ったのは、「老婆の着物を盗んでいくなんて、下人はなんてひどいのだろう。」ということだった。 　下人はひどい。老婆もひどい。この話の登場人物は一体どうなっているのだ。読み終わった後、そんな怒りの気持ちでいっぱいだった。

どっちの方が読み手の興味を引くか、分かるよd(^-^)ネ！

４．字数を増やしてみよう

字数を増やすにはどうしたらいいか_s(･｀ﾍ´･;)ゞ ..それでけっこうみんな悩んでない？ 字数を増やすとしたら、本論がベスト。そこでさっきの残りのメモが生きてくるんだよ。

下人がなぜ許せないかというと、老婆を憎んでいたくせに、結局は自分も盗人になって 　　　　しまったからだ。この下人はいったい何才くらいなのだろうか。文章の中に「にきびを気に 　　　　している」という表現があった。そうすると若いのかもしれない。もしかしたら、私と同じくら 　　　　いかもしれない。けれども、悪いことの判断は、私の年令になれば十分できるはずだ。………

ただ「許せない〜」と書くだけだと、すぐに終わっちゃうよね。でも、こうすれば字数も増えるし、内容にも厚みがでるでしょ。また、次の段落でも、

老婆の行動も私は許せないと思った。いくら生活に困っているからといって、常識を持 　　　　つ人間であれば、死人をそっとしておくのではないだろうか。老婆の行動は普通では考 　　　　えられない。さっき、下人の年令について考えてみたが、老婆は立派な大人だ。立派な 　　　　大人が死人の髪の毛を抜くのだから、よけいに許せない。気持ち悪くさえなった。………

というように、メモを生かすことで、段落ごとの内容を結びつけることもできるよね。 「テーマは１つにしぼって、その肉付けに他のメモを利用する」 これがポイントだよっ！

５．結論で何を書けばいいか

本論で述べたことをまとめるのが結論だよね。ではここで、もうひと工夫してみよっか。 「なぜ今私たちがこの作品を読む必要があるのか。」 「なぜこの作品が今の時代にも残っているのか。」 なーんてことを考えてみるといいかも。

現在は、この時代に比べるとずいぶん豊かだと思う。それでも飢えに苦しんでいる人は 　　　　いる。下人のようにリストラされた人もいる。もし、そんな人達が全員、この二人のように 　　　　「仕方ない」という理由だけで罪を犯したらどうなるだろう。実際○○という事件をニュース 　　　　で見たことがある。何となくこの話と似ていると思った。そう考えると、小説の中の話だけ 　　　　ではないような気がする。また、犯罪ではないけれど、冷静に考えてみると、私の中にも 　　　　「仕方ない」という理由だけで、わがままを通している部分があると思う。………

６．これだけは気をつけて

最後に必ず読み直して、 より高度に見せる(笑)感想文に 仕上げてみようね。 感想文を書き終わった後の見直しが、 また大切だよ。

ａ． あらすじを書かない。 ｂ． 一文を長くしすぎない。 ｃ． 正しい位置に句読点をつける。 　　　　（声に出して読んでみるといいよ） ｄ． 「ですます調」か「である調」か、 　　どちらかに統一する。 ｅ． 段落は最低３つ作る。逆に段落 　　を作り過ぎないように気をつける。

どう？　書けそうな気分になってきた(笑)？ もちろん、これは１つの方法だからね。他にもっと良い方法があると思うし、まずは自分らしい文章を書くのが一番だと思うよ。だって、感想文を読むのは、たいてい国語の先生でしょ？　国語の先生は当然話の内容を知ってるし、解説やあとがきも読んで知ってるんだよ。だから写してごまかしてもダメ〜〜(笑)　難しい言葉なんて使わなくていいから、自分の言葉でぜひ書いてよね！！ そして、ぜひぜひ読書感想文を書いてみた感想（ややこし〜）を聞かせてね。待ってるよん(^.^)/~~~

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