春の大三角形はいつ頃、どのあたりに見えるのでしょうか?

春の大三角形は、4月は午後(ごご)10時ごろ、5月は午後8時ごろ、南東(なんとう)の空のたかいところに見ることができます。

星座図

では、どうやってさがすのでしょうか? 

春の大三角形をさがすために、まっさきに見つけるのは、北斗七星(ほくとしちせい)です。北斗七星だったら、みなさんすぐにみつけることができますよね。ひしゃくまたはフライパンのような形にならんだ七つの星ですね。

その柄(え)の部分(手で持つ部分)のカープを南のほうにのばしていくと、オレンジ色に光るアルクトゥルス、さらにのばしていくと白くかがやくスピカをみつけることができるでしょう。

この北斗七星の柄からスピカまでのカーブを「春の大曲線(だいきょくせん)」とよびます。

アルクトゥルスとスピカをまっすぐにつなげて、正三角形になるようにその右のほうにあるアルクトゥルスやスピカにくらべてややくらく光るデネボラを見つけましょう。この3つの星をつなげると『春の大三角形』となります。

ところで、「1等星とか2等星とかというのは、何?」なんて思う人もいるでしょう。これは、星の明るさを表すものです。数字が少なくなるほど明るく見えます。

自分の目だけで見ることができるのは、6等星ぐらいまで。それも、都会のような明るい場所ではなく、星を見るのによい暗い場所で見たときにです。

1等星というのは6等星のおよそ100倍の明るさの星です。1等星なら都会の明るい場所でも見ることができるでしょう。

 

星見


春の大三角形といわれるからには、夏も冬も秋もあるのかな?なんて思う人もいるでしょうね。
夏と冬にも大三角形といわれる星があります。でも、ざんねんながら、秋には大三角形といわれる星はないのです。その代わり、秋には「秋の大四角形」といわれる星があります。

 きょうみのある人は、夏の大三角形や冬の大三角形についてもしらべてみるといいですね。

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