かいりくんちの、あるおへやで、かいりくんとおとうさんがクリスマスツリーをだしています。 | |||
おとうさん、このおほしさま、どこにつけたらいい? やっぱり、おほしさまは、ツリーのてっぺんにつけようよ。 できた、できた!とっても、きれいだね〜。 ほんとうに、きれいだね。ところで、かいり、 このツリーにして いる木のなまえ、しってるかい? しってるよ。もみの木っていうんでしょ。 |
そうだ。もみの木だよ。がいこくでは、ほんとうのもみの木にかざりつけをすることがおおいみたいだよ。 へぇ、そうか。でも、なんでクリスマスツリーにもみの木をつかうの? どうしてなんだろう。・・・・・・ちょっとしらべてみるね。 |
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おとうさんが本でしらべています。 | |||
わかったよ。かいり。もみの木がクリスマスツリーになったのには、いろいろなでんせつがあるけれど、そのひとつをかいりにおしえてあげるね。 ドイツというくにの山のほうの町では、もみの木にすむこびとが木にとどまり村によいことをしてくれるということをしんじている人たちが、花やたまご、ろうそくのあかりなんかをもみの木にかざってそのまわりをおどりまわるっていうまつりをしていたんだ。このことが、クリスマスツリーとしてもみの木をつかうことになったもとなんだって。 それと、もみの木とか、まつ、ひいらぎ、やどりぎみたいな「じょうりょくじゅ」はえいえんのいのちをしめすものとして、みんながあがめていたんだよ。 えいえんのいのちって? いつまでもつづくっていうことかな。 |
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ふ〜ん。ところで、おとうさん。じょうりょくじゅって何。 「じょうりょくじゅ(常緑樹)」っていうのは、一年中はっぱがみどりになっている木のことをいうんだよ。 まつなんて、一年中、はっぱがついているでしょ。はんたいに、じきがくるとはっぱがおちてしまう木もあるんだよ。 へぇ。・・・・・・そういえば、サクラもはながさいて、はっぱがでてきて、そのあと、 きがつくと、はっぱがなくなってるね。はっぱがないなぁってきがつくのは、あきのころかな。 かいり、よくみているね。えらいよ。サクラみたいにはっぱがおちてしまう木のことを 「らくようじゅ(落葉樹)」っていうんだ。ほかにどんな木があるか、しってるかな? え〜と。うめもそうかな?いちょうとか、もみじとかは? かいり、ぜんぶあたってるよ。らくようじゅのなかには、はっぱのいろがかわってから、はっぱが木からおちてしまうものもあるんだ。 冬のはじまりのころ、いちょうの木の下にいくと、きいろいじゅうたんをしいたみたいでとってもきれいだね。 そうだね〜。とってもきれいだよね。でも木をみてみると、はっぱがなくてとってもさむそうだね。 |
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かいり、もうひとつの木のわけかたがあるんだよ。 どんなわけかた? もみの木やまつのきみたいにはっぱがツンツンとがっている木を 「しんようじゅ(針葉樹)」っていうんだ。 はんたいに、さくらみたいに、はっぱがまるっこい木を 「こうようじゅ(広葉樹)」っていうんだよ。 そっか〜。はっぱのかたちで、わけてあるんだね。 ん〜と、じゃあ、もみの木は「じょうりょくじゅでしんようじゅ」ってわけだよね。 |
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そのとおり。かいり、すごい。おとうさんのはなしをよくきいていたね。 ほかに「じょうりょくじゅでこうようじゅ」 「らくようじゅでしんようじゅ」 「らくようじゅでこうようじゅ」っていうのがあるよ。 そっか〜。これから、外にでたときにはちょっと気をつけて木を見てみようっと。 それはいいことだね。 そうだ、そうだ、かざりつけのとちゅうだった。おはなししてると、かざりつけがおわらないね。 そうだった。このサンタさん、どこにつけようかな〜 |
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